コロナウイルス

先の見えぬ不安、得体の知れないウイルスに対する恐怖。
私も、これほど長引き、影響が大きくなるとは思っていませんでした。
国としての対応は、これまでも、現在も、間違ってはいないのか、検証はまだ先のことになるのでしょうが、いつかは方向転換をしなければならないのではないでしょうか。
感染者を懸命に押さえ込もうとしている状態ですが、果たして、終わりはあるのか。
このウイルスを根絶させることは可能なのでしょうか。
もしかして、感染者の増加を鈍化させることは、結局は収束を遅らせているだけではないのでしょうか。
やはり、国家が本気で行うプロパガンダは強力ですね。
もはや、外出や人との接近が犯罪であると感じている人も多い。
たとえ、一旦収束に向かったとしても、自粛を緩めればまた感染拡大が始まるかもしれない。
終わりの見えない消耗戦をいつまで続けるのか、局面は近づいているかもしれません。
抗ウイルス薬やワクチンがどこまで期待できるか、そこもはっきりしないし、情報が遅すぎる。

私がわからないことのひとつに、なぜ、これほどまでに国が主導しなければいけないのでしょうか。
もっと医療機関に責任を持たせることがなぜできないのか。
多額の国家予算がつぎ込まれている医療分野。
それに保護されている形の医療機関に、こんなときこそ、検査、診断、投薬という流れを判断、実行させていいのではないでしょうか。
アビガンが有効らしいというのは、私は2月の初め頃には話を聞いていた。
治験だ、安全性だ、と話しだけは飛び交っていますが、この薬は何年も前に、安全性が確認され、抗インフル薬として承認された薬ではなかったでしょうか。
医師の責任において、検査を行わせ、陽性者に投与させてなぜいけないのでしょう。
有名なコメディアンや、女優さんも、もしかしたら命を落とさずにすんだのかもしれない。
私は、専門家でもないし、こんな考えは間違っているのかもしれない。
でも、何か、おかしい、そんな気がしてなりません。

国が一元に管理したことで、追求が遅れ、被害を大きくしたという過去を日本はもっているではありませんか。
全国で頻発した公害問題。
調査を行政が主導した。
結果、何かよくわからない風土病としてうやむやにしようとした権力者の意思が膨大な数の被害者を出しました。
何かこのときの流れと似ている気がするのは私だけですか。
もしそうなら、何十年たっても、多大な犠牲の上得られた教訓も、役になっていないことになるのですが……。

とにかく、これから、国の舵取りは大きな局面を迎えるでしょう。
経済への打撃は壊滅的です。
国民の疲弊も大きい。
今後はいつ、どうやって回復させるかが焦点となっていくはず。
何のために、あれほどまでに耐えたのか、国民の不満は些細な引き金で爆発します。
抑圧された感情を抑え込むのではなく、昇華させなければ、病気の流行より恐ろしい危機を迎えるかもしれません。

新型コロナについて2

重要なのは、先を見通す力。
この混乱している時期に、不安をあおってる者、どうしたらいいかわからずパニックになっている者。
こういう人たちを出し抜くチャンスなんです。
政権は対応に追われ、身動きできなくなっています。
今後の野党の立ち回りが楽しみです。
今のところ、静観している感のある野党。
いいですよ、何か策があるのでしょうね。

景気後退は避けられない。
リーマンショック級、もしくはそれを超える不況が来る。
噂は広まってます。
いいんじゃないですか。
今回は原因がはっきりしています。
新型コロナが収まれば、景気もある程度は回復するはずなんです。
確かに飲食業、観光業、交通、風俗……
大きなダメージを受けています。
体力のない中小企業や個人事業主は耐えられないところも出てくるでしょう。
事業者でなくても、低所得者層は、雇い止めなどで職を失い生活できなくなるかもしれません。
これら社会的弱者をどれだけ救いあげられるか、重要になるような気がします。
スポンサー企業のついている自民党は動きが鈍いかもしれませんね。
だから、野党に期待するんです。
ただ、気をつけたいのは、口だけの者と実行力を示す者を用心深く区別したい。
わかりきったこと、人の受け売りのようなこと、をわめき立て、混乱を政権への攻撃材料にするだけの野党勢力があれば、今度こそ野党は終わりです。

私は、オリンピックの、延期や中止、いいと思いますよ。
大騒ぎになるでしょう。
大ダメージです。
もちろん、ただで転んではどうしようもない。
世間には、この新型コロナの混乱に乗じて利権を得ようと考えている勢力はたくさんあります。
果たして日本は、どれだけ災いを転じさせることができるでしょうか。
不謹慎ですが、私は楽しんでいる面もあるのです。
どうせ国民全体で痛みを共有しなければいけないのです。
願わくば、弱者を救い、強い舵取りを見せて、新たな展開を切り開いてほしい。
オリンピック開催国になった、この年に、こんな災難に見舞われて、というのも、そこまで悪いことじゃありません。
外交で、延期や中止によるダメージを帳消しにする代案を取り付ければいい。
世界に先んじ、モデルケースとなってほしい。

私はひとつは、この混乱のせいでよい方向に向かうのじゃないか、と思うことがあります。
長く人手不足、低賃金での重労働に我慢してきた、医療、介護、福祉の分野、保育、教育の分野が多少救われないかなと。
格差社会を広げるか、改善させるかの、いい契機になるでしょう。
企業も、業績の悪化は覚悟のはず。
改革を進めるチャンスでもあるはずです。
日本の政治の本質が問われるいい機会です。

新型コロナについて

世の中新型コロナで大騒ぎ。
私は、不謹慎かもしれないが、面白く見させてもらっています。
言い方が悪いかもしれないが、この程度のことで国家存亡の危機のごとく取りあげられ、それに右往左往する人々が興味深いのです。
感染症に対しては、過去、人類は幾度も危機にさらされてきました。
天然痘、ペスト、結核、……
いずれも人類は、その生命力、英知のおかげで、その脅威に打ち勝ってきたのです。
だから私たちは存在しているわけで。
今回も、程なくして落ち着くはずなんです。
ましてや、感染力も致死率も、そう恐れるほどではありません。
なんとかなるし、なるようになるのです。
ただ、感染拡大は防止しなければならない、自粛と経済活動低迷の板挟み、東京五輪を控えて重要な時期、難しい問題がややこしく絡み合うから面倒くさいことになっている。

安倍政権も危機に立たされ、必死です。
私は、現段階で何も感想はありません。
政府の対応に評価などあり得ない。
新型コロナ自体が不明な点が多いです。
暗中模索の中で、できることを精一杯やっているというのは伝わってきます。
あきれるのは、これに対してあれこれ言う人の多いこと。
連日テレビのワイドショーでは、コメンテーターも、タレントも、専門家も芸人も、みんな一緒くたに言いたい放題。
不確定要素の多い現象に対して、推測や可能性だけを頼りに、よくもこれほど好き勝手言えるものだなと感心してしまうのです。
私は昔から知っている。
責任を自覚し、ものことを深く考える人ほど寡黙にならざるを得ないのです。
言葉に出せば、人が動き、物が変わる。
しかし、これが飯の種であるテレビなどは、ある程度センセーショナルに面白おかしく、取り上げないといけないんでしょうね。

沈黙は金、雄弁は銀、という言葉もあります。
ここで偉そうなことを言っている私ですが、なるべくなら言うより行動で表すようにしたいものです。
ネットの普及で誰もが自由に発言、発信できる。
だからこそ、責任と熟考を自覚すべきだと思います。

しかし、目先を変えれば、この面倒になった日常も、有効な日々なのです。
今は、理性的な者と愚か者、賢者と馬鹿を見極めるいい機会ですよ。
老若男女、政治家もいろいろ、メディアに露出している人たちの言動を、その辺を考えて見ていると面白いです。

今は、何がいいのか悪いのか、わからない。
後になって、検証することで、今の政治の善し悪しもわかってくるでしょう。
このとき批判されるなら、それはそれで仕方ないでしょう。
私は、そのときも冷めた目で見たいなとは思っています。
ただ、そのとき必ず後出しじゃんけんをする輩がわらわらと現れるはずなのです。
これも、信用できない者を知るのによい機会です。