物価上昇

異常な物価上昇は国民の家計を圧迫し続けている。景気は緩やかな回復傾向が続いているようだが、業種間での格差が大きくなっているようだ。
コロナ過から脱却したことでサービス業は活性化しているが、人材不足に悩まされている。
いったん削減した雇用は、いざ元に戻そうとすると、かなりの無理をしなければならない。
業種をまたいで雇用の取り合いとなっているようだ。
自然と人件費は上昇し、これは他業種にまで波及し、雇用側を苦しめている。
もともと人で不足であった、医療、介護、福祉、保育などの分野では、人材が他業種にとられ、さらに苦しめられているようだ。
そこに介入してくる、人材派遣業、人材紹介の業者は、弱みに付け込む形で派遣の時給がうなぎ上りになっているようだ。
働く側も、縛られず、自由に職場を選べる派遣という働き方になじむ人が多いようだ。
しかし、余力を持っていないところは、高騰する人件費でつぶされる。
資本主義経済の中では常に競争しているわけで仕方ないのだが、どうも最近はひずみが大きくなってきている気がする。
介護や保育や福祉、どちらも弱者を相手とするサービスだ。
手軽な働き方は、責任感が希薄になる。
結果として重大事故につながるのではないか。
こういうひずみは、突然バランスが崩れる時が来る、これが怖いのだ。
安易な働き方、安易な関係での雇用、これでうまくいっているうちはいいだろう。
しかし、経済は上下する。
内閣の支持率も低下気味だ。
何かのきっかけで、政治と経済がひっくり返り混乱する時期が近付いている気がしているのだ。
こんな混乱を望み、そこに台頭しようとする勢力は存在する。

私たちは、とにかく目先の利に動いてはいけないのだ。
いかにも自分についた方が得になると説く者がいるだろう。
安易に乗ったらあとで痛い目を見ると気づかなければいけない。
これまで、原油をはじめとする資源の高騰、半導体などの原材料の不足、長引くウクライナ紛争に対する不安、あらゆる混乱する要素が多かった。
これが回復していくはずだという期待、そして、それが裏切られた時の失望。
批判は無策であった政治へと向かうだろう。
そしてその混乱の中には、救世主が現れがちだ。
偽物も現れる。
必ず、私達ならうまくやれる。
失われた生活を取り戻してみせる。
果たしてそれは実質を伴っているのだろうか。
レトリックではないのか。
しっかり見極めなければいけないだろう