政治献金

私はね、日本の政治をダメにしている一番の原因は、政治献金だと思うのですよ。
これ、何のためにあるのですか?
何で政党や政治家にお金を払うのですか?
世の中をもっとよくしてもらいたいから、応援するためにお金を払うという趣旨でしょうか。。
まあ、個人献金はそれで、許されるのかなとも思います。
しかし企業や団体が献金するのって、何のためですか。
見返りを期待して行われるのでしょう。
慈善事業に寄付するのとはわけが違います。
社員には特定の政党、政治家を支持する自由、指示しない自由があるのですよ。
社員の努力によって稼いだ会社の大事な金を、たとえ余っているのだとしても、社員に還元しないで勝手に政治献金とする。
会社って、基本的に役に立たないことにお金は使わないです。
会社に役に立つ政策を実行してくれるなら献金しますよ、という考え方なんでしょ。
私はあまり頭がよくないから、こういう政治献金と賄賂の違いがよく分からないのですよ。
誰か教えてください。
政治資金規正法とかの話はやめてくださいよ。
こんな抜け道だらけの法律で説明されても説得力はないです。

政治と金の問題は、明らかにされにくいです。
ロッキードや佐川などは、特例です。
たまにバレちゃう運の悪い政治家は、責められます。
対立政党は、国会で追及しますが、追及する側も、「バカだなあ」とか、「かわいそうに」とか思いつつ、明日は我が身と気を引き締める気持の方が強いのではないでしょうか。
マスコミも扱い方にはデリケートにならざるを得ない。
メディアのほとんどにはスポンサーがついていますから。
彼らも何らかの形で政治とは金銭関係で結びついている。
「あんまり、藪を突っつくのはやめときましょうね」、これが暗黙の了解ではないでしょうか。

もはやお金関係と失言関係は、慣れてしまってあまり反応する気になりません。
安倍内閣もあまり気にしていないのではないですか。
だいたい安倍さんの人事は、「義理を通す」です。
自分を支援してくれた人、助けてくれた人を重要ポストにつけてあげます。
あんまり資質にはこだわっていないようです。
当然、やがて個人の問題が表面化してくる。
その時は、申しわけないけど仕方ないねと、更迭する。
義理は通したから、と次の入替人事で、何とかなっていくのです。

もし、政治献金が全くなくなっても政治が動いていくなら、もっと国はよくなる気がします。
たとえ、お金を受け取っても、企業から受け取った金をうまく、広く人のためになることに使ってくれるのならいいのですけどね。
そんな政治家も、いないことはないですけどね。知る限り過去に数人は…

そう言えば、企業献金はおろか政党交付金も受け取らずに、新聞売上と個人献金だけで運営している政党がありましたね。
はい、共産党ですね。
私は共産党は支持しません。はっきり言って嫌いな点が多いです。
しかし、この政党、ちょっとは見習ってもいいところがあるのかな。
何事も、すべてを否定せず、認めるところは認めてやろうじゃありませんか。
何でもそうですが、すべてを否定せずに、学ぶべきところは学びたいものです。

参議院選挙がちかづいてきた 

そろそろ参院選に向けて、気もそぞろの政治家さんも多いことだと思います。
今後の日本の方向性を占う選挙になりますので、立候補予定者だけでなく、各政党関係者は落ち着きをなくしておられるのではないでしょうか。
難しいですね。
解散による衆参ダブル選挙もうわさされてきました。
やめてくれ、というのが率直な意見です。
景気の先行きが不安なので、多くの人が浮足立っている。
言わせてもらえば、景気の後退は、そろそろそういう時期だということで、政治が変わったからって動きません。
グローバル化した現代では、アメリカ、中国の動き次第で、世界の経済動向はコロッと変わってしまいます。
政権交代などで、期待感から一時的に好転しても後でかえって悪化します。
選挙関連の駆け引きで、下手に混乱させるのは、勘弁です。

とにかく、今の日本の政治は、与党自民党がいい悪いじゃなく、野党がひどすぎます。
果して、選挙になったとして、一時的に立憲と国民は仲良しになるのでしょうか?
維新も共産も共に手をつなぐのでしょうか?
それでもいいですが、で、どういう政策を打ち出せるのか、楽しみです。
これといった政策も出せず、また加計や森友を持ち出して批判のみに終始するようなら、もう野党はいりません。
もう存在価値の見出せない野党はいっそ解体した方がいいような気がするのです。

「二大政党制」これがどう考えても、健全な形態です。
戦後の自民党主体の日本の運営は、とにかくアメリカの意向に沿う、というものです。
安倍政権もとにかくこの路線に乗っています。
構造改革、基地移転、外国人労働者受け入れ、……
北方領土も何でロシアから返してもらえないか、考えたことありますか?
日本ロシアが本気で条件をすり合わせていけば、もっと現実味が出ていいと思いませんか?
北方領土を日本に返すということは、アメリカのものになるということと同義です。
ロシア「エトロフに基地を作ろうと思ったりしない?」、日本「米軍の?そんなことさせませんよ~、約束しますよぉ」、ロシア「ふーん、そっかぁ、まあ考えとくわ」
こんな会話が裏で続いているんじゃないですか。

あまり日本人は気づいていないけど、日本はアメリカの属国と言われてもおかしくないのです。
日本の技術力は、世界トップクラスではないのですか。
なぜ、日本は飛行機をボーイング社から買い続けなければいけないのでしょう。
なぜ、ほぼすべてのコンピュータでウインドウズやアップルを使い続けなければいけないのでしょう。
ためしにちょっと作ってみる能力もないんでしょうか。
中国が立ち向かっても苦戦しています。
日本など、簡単にひねりつぶされるからこうしているより仕方ないのかもしれません。
しかし、頑丈な政策が基盤にあり、アメリカにNOといえる政治を展開できる政党が現れたら、とても素晴らしいことだと思うのです。
そこではじめて、憲法を、国防を、議論できる。
とにかく、自民党が下野しても安心できる日本になってほしいのですが、夢でしかないのでしょうか。
共産党一択のヘゲモニー制の国の方がまだましじゃないか、という気までしてくるこの頃です。

米中関税戦争

米中の攻防が激しくなってきました。
貿易関連のトランプ流と呼ばれる強気の交渉はどういう結果を招くのか、予想がつかない面は確かにあります。
高い関税をかけるということは、自国に対しても大きなダメージをもたらすことにもなるもろ刃の剣。
果して、トランプの行き過ぎとも思える保護主義はいいのか悪いのか。
答えが出るのは、まだ先のことでしょう。
しかし、こういったアメリカのやり方は、今に始まったことではないのです。
過去、日米貿易摩擦が深刻化した時、日本製品が優秀なせいでアメリカの失業者が増えているなんて理由で日本は大変な圧力を受けました。
結果、自動車などは、電子部品などだけアメリカに輸出して、アメリカで製造するなどというご機嫌取りをしなければいけなくなっています。
しかし、ご機嫌取りをしながらでも、日本は発展し続けてきた。
要は能力次第なのです。

これまでアメリカと中国は、お互い片手でこぶしを振り上げあいながら、机の下でもう片方の手を握り合うという関係が続いてきました。
どうせ脅しだろう、適当なところで妥協するのだろうという予想を覆し、米中どちらも引かず今後、消耗戦へと突入していく様相です。
トランプの一番の目的は、自身の再選を果たすこと。
引き下がらない強気の姿勢を示し続けることは、選挙戦に有利です。
トランプは今のところ、何においても、実はごたごたの解決に積極的だとは思えません。
問題を長期化させようという意図が、私には見えるのです。
「自分が再選されなければ、山積みの問題は棚上げされ、アメリカは一気に押し込まれるぞ」、そうアピールし続け、2020年の選挙が終わるまであらゆる場面で、米国の持久戦が続くでしょう。
中国も妥協はできない。
ハイテク産業を中心に世界の覇権を握りたい中国、何が何でも阻止して中国を弱体化させたいアメリカ。
中国の経済は、成長を遂げながらも不安定です。
もし、中国経済のバブルが急に弾けたら、その時、中国の5G技術が世界のスタンダードとなっていたら、GDPがアメリカを抜き、世界第一位となっていたら、世界は大混乱に陥るかもしれません。

日本の立ち位置はどうすべきなのでしょう。
いろいろ意見はあるのでしょうが、やはりどっちつかずの態度を取り続けるのが利口でしょうね。
安全保障の点でアメリカとは仲良くしなければいけない。
しかし、経済は別問題です。
日本は、中国、韓国と衝突するべきではない。
経済的にはこの3国の関係は重要です。
いうべきことは大いに言っていいと思いますが、対決していいことはないのです。
徴用工問題に関して「やられたらやり返せ」的なことを言う人は政治家も含めて多いです。
日本が強硬な姿勢を取れば、経済的に韓国が受けるダメージは大きいでしょう。
国際的に韓国を孤立させることも可能かもしれません。
しかし、それで日本も無傷ではすみません。
本気で斬りつければ、返り血を浴びるし、相手も無抵抗ではいない。
こんなことすら考えられずに、無責任に発言するバカはすぐに退場していただきたい。
経済的損失を計算して、冷静に判断しなくてはいけません。
別に信頼関係を構築維持する必要はないんです。
しかし、アジアの関係のためには本気のケンカはできない。
アメリカの言いなりにならなければならないのは、いわば日本の宿命みたいなものです。
これをどうにかしなければ、などと今さら言っても、現実的ではありません。
お友達だからね、と間を取り持つふりをしながら、状況を見続けることです。
誰かが破滅しそうなときは、素早く手を引く準備を怠ってはいけません。
たまには強気な事を言ってみたり、でもへらへらと持ち上げてみたり。
情けない、などと言っても、こんな弱い国にしてしまった先人たちを恨みながら、そうするより仕方ないのではないでしょうか。