外交は難しいと思います。
最近の情勢を見ていると、日本の常識がいかに世界では通用しないかと認識されられる。
外国からすると、日本の言動が非常識というか、バカじゃねえと、と思われることも多いのでしょう。
それを内外に納得してもらうよう、すり合わせるのが外交ですが、これはセンスが必要でしょうね。
さて、そんな外交センスが政治家には必要か?
私は必ずしも必要じゃないと思う。
こういうことは、プロフェッショナルである官僚に任せていればいいのです。
なんだかんだ言って、やっぱり官僚は優秀です。
政治家には、違うセンスが必要です。
機を見て、大胆に行動できるセンス。
このセンスという点で、ずっと思っているのですが、野党のトップにいる人に決定的に欠けているんじゃないでしょうか。
枝野さんはじめ、各党代表の言うことを聞いていると、特に感じるのです。
そもそも、旧民主党の方々は、今の自民党安定政権をおぜん立てした人たち。
一応反省の弁を述べたからと、開き直って自民党をただ否定するより、自分たちに足りないものを探して身につけるべきです。
与党への攻撃も、何かスキャンダルがないと何もできない。
やっと、上野議員がネタを作ってくれて、がぜんいきり立っているところですか?
この上野議員、もうほっといてください。
追放すればいいのです。
この人は、みんなの党に所属して離職したり、維新の会に入りたいと言ったり、なんか一貫性がない。
自民党で立候補してからも、比例で8議席中8番目で滑り込んで当選した人です。
なんで、こんな人が政務官になっていたのか分からない。
この点は、任命責任、説明責任が総理には十分あると思いますね。
しかし、またこの問題で議会の場が浪費されるのかと思うとうんざりする。
この上野一人の件で、自民党政権はびくともしないし、国政には何も影響ない。
政権が安定しているというのはいいことかもしれないが、政権交代の可能性がないという状況が長く続き過ぎるのは問題だと思う。
霞ヶ関も、経済界も、自民統治前提で、何の緊張感もなく、いわばやりたい放題できる。
これは野党の責任であり、先の参院選でそのことが際立ったと思う。
山本太郎は、この既存野党の不甲斐ない部分を考え、補てんし、見事に成果を上げたと思う。
私はれいわ新鮮の政策に、魅力を感じる部分は少ないが、政治センスという点では、感心する点は多い。
もっと、何か、違う力が必要だと思う。
そろそろ、日本の政治に大きな時代のうねりを期待したいのだが、まだ先は見えないだろうか。