新元号

新しい令和の時代がはじまりました。
元号は何でもいいでしょう。
この令和の時代がはたして、よかったのか悪かったのか、それはあとの時代に判断されることです。
しかし、予想をするなら、厳しい時代になるのかもしれないな、と私は思っています。
一番の理由は、少子高齢化です。
はるか昔に予想できていたのに、何でこうも手を打てなかったんでしょうね、この国は。

平成の時代を振り返りましょう。
変わらない自民党政権の時代です。
途中で、何となく時代の流れに乗って、細川護熙氏をかつぎ上げた日本新党が取って代わり、ちょっとかき混ぜます。
彼らが空中分解して、自民党政権を強化させます。ナイスアシストでした。
ここで強大な力を持った小泉政権が一気に日本を格差社会に変化させます。
さすがに、国民の不満が高まり、自民党政権は一時崩壊。
また、何となく時代の流れに乗って、民主党フィーバーが起こり、この勘違い政治家集団によって(すべての民主党議員がそうだとは言いません)、日本は混乱します。
徹底的に国民の不信を買った民主党のナイスアシストにより、また安倍政権という強大な自民党政権が生まれました。
安倍政権は上手にやったなというのがこれまでの印象です。
だいたい、たいしたことはやっていないのです。
アベノミクスって、そんなにすごいことですか?
冷静にみれば普通の政策です。
これを、革新的な景気対策だと宣伝する政府、うまい具合に乗っかって成功だ失敗だと騒ぐ野党にマスコミ。
こうやって、うまく目くらましして、重要事を先送りにした、議論を避けた、国民の関心をミスリードした、これが平成の自民党政策です。

私は、アベノミクスくらいで日本経済がうまくいくとは思えません。
日本は資本主義国家です。
資本主義って、何か知っていますか?
貧乏人がいるから、金持ちが存在できる社会なのです。
過去、先進国は、途上国の安い労働力を使ってきました。
安く作って高く売る、資本主義の原則です。
先進国で高く売られた服の報酬は、本来途上国の労働者が受け取るべきものですが、この利益を移動する(搾取する)ことで経済はうまく動いたのです。
虐げられる印象の途上国ですが、経済格差があるから、途上国の国民も先進国の仕事をすることで、自分の国より高い報酬を受け取るとり満足できたのです。
しかし、グローバル化が進みました。途上国にも優秀な人材は育ち、彼らはその才能を自国の発展のために使うようになりました。
世界の経済格差は縮まったのです。
じゃあ、経済をうまく動かすにどうするか。
世界の先進国は、自国に経済格差を作ることを選んだのです。
日本では、小泉政権が頑丈だったため、労働者派遣法の改悪などで、非正規労働者を大量に生産し、うまく経済格差を形成させました。
多くの国民は不幸になりましたが、こうして日本経済はしのいできたのです。
貧乏人がいないと成り立たない資本主義経済。
この逃れられない原則を、誰もはっきり言わずに、政治経済を論じてきた気がするのです。
経済対策によって、景気全体を底上げして国民生活を豊かにすると、まやかしの政策でごまかしてきた与党。
経済格差を是正するべきと声を高く上げながらも、その先のビジョンを語らない野党。
ツケがもう、限界にきているのじゃないでしょうか。
さらに追い打ちをかける高齢少子化による生産性の低下。
令和時代の先行きの暗さに慄然とします。
絶望していても仕方ありません。これからの日本はどうしたらいいのか、考えなくてはいけません。