コロナ一色

世界の情勢が、コロナ対応一色となって久しい。
何事も停滞してしまいました。
大きな波風もたたず、平穏にも見えます。
水面下では、いろいろと動きはあるのだろうが、我々には知る由もありません。
政治への不信は、政権のみならず、政治全体に及んでいる気がします。
現在は、内閣への不支持以上に、野党への不支持が大きいのではないでしょうか。
ポスト安部を託せる政治家が見当たらない。
本来なら、新しい日本のリーダーにだれがふさわしいのか。
熱をもって語られるべきでしょうに。

スキャンダルをあら探しして、政権を批判攻撃し、政策への議論をおろそかにしたからこんなことになったのです。
もう、森友や加計の名を聞くこともない。
森友の代表など悲惨なものです。
左派勢力に言いくるめられ、政権批判の材料として、おだてられ、だまされて、安部批判を繰り返した挙句、何も明らかにされることはなく、何も得ることもなく、今は誰も相手をしなくなりました。
彼には彼の言い分があったんでしょうが、利用されすぎました。
最近はネットを通じて情報発信しているようです。
安部批判のために、自分が野党から利用されたことに、気づいたような発言も見受けられます。
しかし、誰もが知らんぷりです。
もう、用済みだし、相手をして、いらんことを語られると、利用した政治家やマスコミは困るので、無視に徹しているようです。
かわいそうですが、自業自得ですね。
そして、こうした輩を勝手よく利用するしか能のなかった野党陣営も、この有様です。

野党の連合も期待できない。
私は、自民党に対して思い入れはない。
しかし、この政党のしたたかさだけは、感心せざるを得ない。
なんで、自民党は公明党と連立を組んでいるのか。
本来自民党は、公明党とは政策は似ていないし、敵対する関係でした。
しかし、かつて単独で政権をとることができなかった自民党は、学会員の集票力という武器を手に入れる、それだけのために公明党と手を組んだ。
公明党も、政権与党となることで、大臣を輩出し、多大な影響力を手に入れることができる。
よく考えたら滅茶苦茶な話です。
しかし、どうでしょう、お互いの良いところだけを認め、異なる点には目をつぶった結果、良くも悪くも、やりたい放題の政権を築き上げました。
決して褒められるやり方じゃありません。
恥を知れ、とも言いたくなる。
しかし、これが政治のやり方だし、おかげでやるべきことを行えた。
烏合と離散を繰り返すだけで何もできない野党とは違うのだと認めざるを得ない。

しかし、こんな与党も一枚岩ではないことは事実です。
他勢力で、強力なリーダーシップをとるブレない力が現れるなら、パワーバランスはがらりと変わるはずなのです。
公明党の目的は、与党であり続けることなのが見えています。
選挙で協力すること以外に、自民党と手を組む理由はないはずです。
大きな流れの前では、身の振り方を簡単に変えるでしょう。
意外と勢力の変化は簡単に行われるのかもしれません。
ただ、きっかけを作れる人物だけがいない。
どう、見回しても、見当たらない。残念至極。