皇室関係の儀式

皇室関係の儀式はある、災害への対応に追われる、ラグビーワールドカップで盛り上がり、このままオリンピックまでは勢い衰えず、政権はあわただしくも、大きな動きはなく進むのかなと思います。
内閣改造も、思ったより新閣僚のスキャンダルは出てきませんでした。
まだこれから何かあるのかもしれませんが、閣僚を入れ替えて、終わりです。いつもの風景で、それ以上のことはなさそう。平穏ムードです。
小泉環境大臣も注目されましたが、今後、良くも悪くも、今後そんなに話題に上ることはないのではないでしょうか。
小泉氏は、これからの政治家なのです。
これまで、ルックスとトーク力で注目されてきた。
彼の存在は選挙に有利であったので、前に出されてしゃべらせた。
それをリーダーの素質があるのではないかと、まわりが勝手に期待した。
本人が悪いわけではなく、過大評価され続けてきました。
これから、大臣としては、判断力、決断力が試されます。
おそらく大臣として、大きな仕事を成し遂げることはかなわないでしょう。
小泉氏が悪いわけでも、実力がないわけではありません。
だいたい環境大臣など、うまくいくポジションじゃないのです。
地球環境を守るためには、化石燃料からの脱却を図らなければいけない。
しかしクリーンなエネルギーへ舵を取るには、原子力に頼らざるを得ない。
東北に寄りそってきた小泉氏にとっては難しい選択を迫られる。
原発事故後に、当時都知事だった石原氏は、電力不足の解決策として、「自販機とパチンコ屋を撤廃すればいい」と発言しました。
すごく簡単で当たり前のことを言ってしまったなと、驚いたものです。
それ以後、完全に石原氏は口を閉ざしました。
まあ、当然ですね。
勢いで言っただけでも、偉いしアホです。
悲しいことに、大臣にはこんな言動は許されないのが今の日本の政治です。
他にも、解決できない問題が山積みされた環境省の管轄は多いです。
結果、態度をあやふやにしたまま、初閣僚の仕事を終えるのではないでしょうか。
安倍政権執行部のしたたかさを感じられる人事ですね。
しかし、こうやってキャリアを積み上げていくのが政治家の正当なすすみ方です。
小泉氏に、今は何も期待しない、しかし将来、何かの舵取りをする政治家になっていればいいとは思います。

私は橋下徹氏を好きではないが、どうしても、あの男だったらどうなのか?と対比させて考える癖がついてしまっている。
橋下氏は、とにかく物事を動かすのがうまい。
炎上商法の達人といっていいのじゃないでしょうか。
ケンカの種を振りまいて、食ってかかってきた相手を返り討ちにする。
それで世間に自分の正当性を認めさせる。
最初から戦略ができているし、容赦ないから、まず簡単には勝てない。
分が悪い時の、引き下がり方も見事です。
ダメージを少なくすると同時に、潔さを強調して、やっぱり世間の同調を誘う。
N国党首などとは、絶対的に違うものを持っている。
橋下氏のような男が、中央に存在したら、と思うが、、、そうしたら、やっぱり埋もれてしまうのかもしれません。
日本の政治は、とにかく面白くないですね。

消費税増税の影響

消費税増税、割とすんなり進みましたね。。
増税前には駆け込み需要が起きて、増税後の買い控えがおきるようですが、増税前に無理して買い物をするというのはあまり意味が無いような気がする。
何百万、何千万という大きな買い物は別として、早く買っておくメリットはあまりない。
そもそも消費税は、使った分に均等にかけられる税金です。
生活していれば、年間に何百万かのお金は必要になるのです。
それにかかってくるのだから、税金を徴収する方としては、景気に左右されないし、取りやすい。
誰に対しても平等です。
結局安定して税金を納めることになってしまうのです。
社会保障費がこれだけ増大し、財源不足のなかで、今後も消費税は段階的に上げていかざるを得ないでしょう。
今回の10%は終りではない。

私は消費税増税には反対ではありません。
通常の課税では、働く世代にだけ負担がいきます。
社会保険料、源泉税の負担は若者のやる気を大きく損なっています。
消費税は、すべての人で負担するもの。
これを弱い者いじめだと声を大きく叫ぶ人には、ちょっと違うでしょう、と言いたい。

問題はこの使い道です。
増加分は、社会保障費に充てられるとしています。
これまで高齢者に多く向けられていた保障費ばかりではなく、他の分野に充てるとしています。
医療や介護だけではなく、教育などにも。
大いに結構。
さて、本当にそうですか。
ちゃんと使ったと言いはられて、それで納得してはいけません。
税金を納めるのは義務であり、私たち国民はそう決められたら従うしかない。
ただ、納めた税金は正しく私たちの生活に還元してもらわなければいけない。

現在、税金は何に使われているか?
医療、福祉、年金などの社会保障費に30%強、国債の返済と利子の支払いに25%弱。
この二つで約6割です。
私は何回も言い続けているのですが、この二つは未来につながるものではない。
公共事業費は約6%、文化・教育・科学振興費も約6%、防衛関係は約5%です。
これらは、何かと話題にされますが、意外に少ない。
何に使うか、使ったか、説明されて納得していてはいけません。
私たちの生活にどう反映されたか、実感できなければ意味がないのです。
国民が公平に納付する消費税。
平等に私たちの生活に役立っているか、私たちが判断しなければいけません。
消費税が1%上がると年に2兆円税収が上がると言われます。
今回は軽減税率なんかでややこしいですが、ざっと4兆円収入が増える。
1世帯当たり年間4、5万円負担増ではないですか。
この分、住みやすい世の中になったかどうか?
冷静に判断しなければいけません。
そして、こうした税金の使い道を選ぶのが選挙なのです。

消費税増税により、経済の落ち込みは予想されます。
おそらくオリンピック需要により補てんできると政府は考えているでしょう。
問題はオリンピック後の反動です。
これが日本経済、元自民党政権、すべての内政、外交の節目になると考えています。
注意深く見守っていきたいものです。