世襲議員を目指すエリート達に実業家として1代で松下電器を大企業にした松下幸之助が経済の本質を教えるという松下政経塾の理念は
素晴らしいものだったと思います。
しかし、結果として素晴らしい政治家を生んだとはいえないのではないでしょうか。
なぜ、松下政経塾は成果をあげることができなかったのかを考えると
政経塾に集めた人材の問題だったと私は思っています。
難関の試験をくぐりぬけた毎年10名程度の塾生は、政経塾の4年間の研修期間は、職業に就くことが出来ません。
これでは、収入、就職先に困っていない人しか集まらずに 親が政治家や金持ちだったり
大企業の重役だったりというケースが塾生の大半だったことは想像に固くありません。
こうした人材は、試験の成績は良いエリートでも世間知らずなので良い政治家には、なることは難しいでしょう。
また、松下政経塾出身という肩書きや人脈作りのために、入った人も多かったと思います。
これらの松下政経塾の一部の恵まれた人にしか入ることが出来ないという構造的な問題はインターネットで解決できます。
そこで私は、インターネット上で不特定多数に塾生を募り、理念に共感した方に対して、経験と知識を全て教えさせていただくこと
同じ想いを持った仲間を繋げる場所を提供していくことで自分が与えられる影響力を最大限に社会に還元できると考えるに至りました。
インターネットや飛行機がもたらした人、物、情報の移動の自由を中心としたグローバル化は国民国家というシステムと相容れない関係性にあります。
今、政経塾を設立する意義は、トレードオフの関係にあるグローバル化と国民国家とのバランスを取るのが政治家のこれからの役割だからです。
私のインターネット詐欺被害にあった経験とインターネットビジネスで成功した経験は政治にも活かすことが出来ると信じています。
日本のためにも世界のためにも、これから私達が出来ることを一緒になって考える。
そんな政経塾にしていきたいです。